池順鐸(ジ・スンタク、1912年〜1993年)氏は、韓国・ソウルに生まれ、高麗青磁、粉青沙器、朝鮮白磁(李朝白磁)など、韓国の伝統陶磁の復興と現代化に取り組んだ陶芸家です。国立博物館の国宝復元事業や伝統陶磁を制作する窯で経験を重ね、1966年には京畿道利川に高麗陶窯を設立しました。
1988年には京畿道無形文化財第4号「粉青・白磁匠」技能保有者に認定され、日本ではその位置づけを分かりやすく伝える呼称として「韓国人間国宝」とも紹介されています。青磁、粉青沙器、白磁という韓国陶磁の幅広い伝統を現代へつなぎ、日本をはじめ海外へ紹介するとともに、後進の育成にも携わった韓国近現代陶芸を代表する陶芸家の一人です。