落款
落款とは
落款(らっかん)は、書画や陶芸作品などに、作者が制作を終えた際に記す署名や捺印のことです。
落款の種類
落款には、以下のような種類があります。
- 署名(しょめい)
- 作者が自筆で書くサインや名前です。陶芸作品の場合は、作品の底や裏面にヘラなどで刻むことが多いです。
- 印章(いんしょう)
- 作者の名前や号を刻んだ印鑑を、朱肉で押すことです。
- 記年号(きねんごう)
- 作品が作られた年や日付などを記すものです。
陶芸における落款
陶芸作品の場合、落款は作者が自身の作品であることを証明するものであり、その作品の真贋を判断する上でも重要な手がかりとなります。
落款は、単なるサインではなく、作品の完成を意味する最後の仕上げであり、その作品に込められた作者の思いや技術を示す重要な要素です。