佐賀県唐津市の豊かな自然の中に佇む「隆太窯(りゅうたがま)」は、1974年に中里 隆氏によって築かれた、現代唐津焼を牽引する重要な拠点です。
「料理を盛って完成する器」という徹底した実用美の哲学を掲げ、伝統的な唐津の技法をベースにしながらも、現代の食卓に溶け込む洗練された作品を世に送り出しています。機械を極力使わず、蹴ろくろと薪窯という原始的な手法にこだわり、土と炎の呼吸をダイレクトに伝えるその作風は、国内外の料理人や愛好家から絶大な信頼を寄せられています。
手仕事の温かみとモダンな感性が共鳴する、日常を彩る「用の美」の神髄がここにあります。