笠間焼(かさまやき)は、茨城県笠間市周辺を産地とする陶器で、関東地方では最も古い歴史を持つ焼き物の一つです。その特徴は「特徴がないのが特徴」と言われるほど、作家それぞれの個性が際立つ自由な作風にあります。

産地
茨城県笠間市
器の種類 
  • 陶器
主な特徴
自由な作風
決まった釉薬や技法、形にとらわれず、作家の個性を尊重する「自由焼」の精神が根付いています。そのため、伝統的なものからモダンでユニークなものまで、多種多様な作品が存在します。
素材の特性
笠間地方で採れる笠間粘土は、粘りが強く成形しやすいのが特徴です。鉄分を多く含んでいるため、焼成すると褐色に発色し、素朴で温かみのある風合いになります。
釉薬の表現
絵付けよりも、釉薬(ゆうやく)を使った「流し掛け」や「重ね描き」などの装飾技法が多く用いられます。これにより、土の風合いを生かした素朴な作品から、カラフルで個性的な作品まで、様々な表情が生まれます。
窯元(主に過去にお取り扱いした作品の窯元を掲載)