益子焼(ましこやき)は、栃木県芳賀郡益子町周辺で生産される陶磁器です。その素朴で温かみのある風合いが特徴で、日本の代表的な焼き物の一つとして広く知られています。 益子焼の製品は多種多様で、お皿やマグカップ、飯碗、湯呑みと […]

産地
栃木県芳賀郡益子町
器の種類 
  • 陶器
主な特徴
素朴で温かみのある風合い
益子で採れる土は砂気が多く粘性が少ないため、厚手でぽってりとした素朴な見た目になります。手作りの温かみが感じられるのが魅力です。
多彩な釉薬
益子焼は、豊富な釉薬の種類も特徴です。代表的な伝統釉として、以下のものがあります。
柿釉(かきゆう)
芦沼石の粉末を原料とし、落ち着いた渋い茶色になります。
糠白釉(ぬかじろゆう)
籾殻を焼いた灰から作られ、白色になります。
青磁釉(せいじゆう)
糠白釉に銅を加えて作られ、深みのある美しい青色になります。
並白釉(なみじろゆう)
大谷津砂や石灰が主成分で、焼くと透明になります。
本黒釉(ほんぐろゆう)
鉄分を多く含みます。
実用性
日用品として発展してきた歴史から、厚みがあり丈夫で日常使いに適したものが多く作られています。シンプルな形状がどんな料理にも合い、家庭でも使いやすい点が魅力です。
吸水性
益子焼は陶器のため吸水性があります。使用する前に30分〜1時間ほど水に浸し、よく乾かしてから使うことで、油分や醤油などが浸み込むのを防ぐことができます。
益子焼について詳しく説明しているサイト (外部サイトに遷移します)