大分県日田市の山あいで焼かれる小鹿田焼(おんたやき)は、300年以上もの間、機械を一切使わずに「一子相伝(いっしそうでん)」で守られてきた非常に稀有な焼き物です。
民藝運動の父・柳宗悦(やなぎ むねよし)やイギリスの陶芸家バーナード・リーチに絶賛されたことで、「世界一の民藝」として広く知られるようになりました。
小鹿田皿山の集落全体が、江戸時代の風景をそのまま残したような「生きた美術館」のような場所です。一子相伝という厳しい掟を守り、今も家族の絆で焼き続けられている小鹿田焼は、まさに「日本の暮らしの宝」といえるでしょう。

産地
大分県日田市源栄町(小鹿田皿山地区)
器の種類 
  • 陶器
主な特徴
飛び鉋(とびかんな)
小鹿田焼の代名詞ともいえる技法です。化粧土を塗った器をろくろで回しながら、弾力のあるゼンマイのバネなどで作られた刃先を当てます。刃先が跳ねることで、連続した小さな削り跡が刻まれ、独特の幾何学模様が生まれます。
刷毛目(はけめ)
ろくろを回しながら、白い泥土を含ませた刷毛を等間隔に当てていく技法です。躍動感のある白と素地のコントラストが美しい景色を作ります。
指描き・打ち掛け
指で大胆に模様を描いたり、柄杓(ひしゃく)で釉薬を勢いよく掛けたりする、力強い装飾も見どころです。
小鹿田焼について詳しく説明しているサイト (外部サイトに遷移します)